―「提出物だけでは上がらない」理由を、塾の視点から解説します ―
「内申点って、どうやったら上がるのですか?」
保護者の方から最も多くいただく質問のひとつです。
多くの方が「提出物さえ出していれば何とかなる」と考えがちですが、
実は通知表は もっと多角的に、総合的に 評価されています。
まず、学校の通知表は大きく3つの柱で構成されています。
1️⃣ 知識・技能(テスト)
2️⃣ 思考力・判断力・表現力(授業での取り組み方)
3️⃣ 主体的に学ぶ態度(普段の取り組み方の姿勢)
どれか1つが突出していても上がらない。
逆に、ひとつひとつを確実に押さえれば、確実に評価は上がります。
① テストの点だけで“5”はつかない理由
学校の先生も、テストの点数「だけ」を見ているわけではありません。
実際に内部の評価基準を見ると、思考力・表現力 が重視されています。
・記述問題の質
・途中式の考え方
・どれだけ“理解している”か
・授業での発言
・ワークの取り組み方
などが加点の対象になっています。
だからこそ、テストで90点を取っても「4止まり」ということが起こります。
評価の半分は 普段の取り組み で決まるからです。
② 「提出物を出す=内申点が上がる」は半分正解、半分間違い
提出物はたしかに重要です。
しかし、学校の先生は次の点を見ています。
✔ 期限内に出したか
✔ ていねいに取り組まれているか
✔ 直しがきちんとできているか
✔ 1学期間を通して継続できているか
ただ提出するだけでなく、
「考えた跡」「努力の跡」が見えるかが最重要です。
グリーンセミナーでワーク管理を強化しているのは、
この“努力の可視化”が内申点の大きな差を生むからです。
③ 最も差がつくのは「授業態度」
実は、通知表の中で最も左右しやすいのがこの項目。
・ノートの取り方
・先生の話の聞き方
・指名されたときの反応
・自分から質問・発言しているか
・授業中に迷っているときの様子
学校の先生に聞くと、
「まじめに取り組んでいる子」「学ぼうとする子」は
内申点を上げたい対象になる、とはっきり言われます。
これは能力ではなく、“習慣”で改善できます。
④ 通知表の内申点を確実に上げる3つのポイント
塾としての視点からまとめると、内申点を上げるには次の3つを徹底すると効果的です。
・テストだけでなく“過程”を大切にする
解き方・説明力を重視する(=マークシート時代にも有効)
・ワークは「提出用」ではなく「自分の学びの記録」にする
直しの質がそのまま内申点に反映される
・授業中の姿勢を整える
聞くときは聞く、迷ったら手を挙げて質問をする、これが最強の加点要素
★グリーンセミナーが大切にしている考え
私たちは、内申点アップを“テクニック”ではなく
「日々の積み重ねを整えること」 と捉えています。
特別なことをしなくても、
「いつも通りのことを丁寧にやる」
これこそが一番確実に通知表の内申点を上げる方法です。
内申点は子どもの将来に直結します。
だからこそ、私たちは一人ひとりに寄り添い、
“努力の跡が見える学習習慣”を身につける指導を続けています。